なにかと体調を崩しやすい、季節の変わり目。
風邪対策はとにかく早めにしておきたいですよね。
「風邪にはビタミンC=果物」とは昔からよく言われますが、中でも「バナナ」はオススメです!
ちょっと意外ですか?
ではさっそく、風邪をひいたときの果物、特にバナナの健康効果を紹介します!
風邪をひいてしまったら果物を特にバナナが良い訳!
風邪をひいたとき、ご家族がリンゴをむいてくれた、ミックスジュースを飲ませてくれた、そんな思い出がある人はいませんか?
風邪に果物がよく効くことは、広く知られていますよね。
果物に多く含まれるビタミンCは、体内で作れない栄養素なので、外から摂取するほかありません。
しかも水溶性で熱にも弱いので、生で食べられる果物はベストチョイスなのです。
「リンゴが赤くなると医者が青くなる」「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」というように、健康効果が高い果物の代表は、やっぱりリンゴです。
ビタミンCはもちろん、ビタミンAにカリウムなどが含まれています。
すりおろしリンゴは消化がよく、胃腸が弱っているときの定番。
疲労回復、殺菌作用、粘膜保護作用ももあるので、旬の時期には日常的に摂りたいですね。
続いて「みかん」。こちらもビタミンC、ビタミンA、ビタミンB群にビタミンEなど、ビタミンの宝庫。
水分の補給にもなるので、微熱やのどの渇き、咳などの消炎効果に期待できます。
グレープフルーツやレモンなど、柑橘系は同じような効果があるので、
食べてよし、しぼって飲んでよし、香りを楽しんでよし、いろいろ試してみましょう。
ただし体温が下がりすぎてもよくないので、摂りすぎに注意です。
ビタミンCが豊富といえば忘れてならないのが「イチゴ」。
10粒程度で一日分のビタミンCが摂れるので、含有量はレモンやみかんより豊富です。
食欲がないときにもいけそうですね。
そして何よりオススメしたい「バナナ」。
戦後モノがなかった時代の日本。
病気のときに食べる高級品といえば、卵とバナナでした。
どちらも今でこそ安値の品ですが、昔は滋養たっぷりの貴重な食材でした。
実際栄養満点で消化吸収もよく、良質の糖分は体力回復にもってこいです。
バナナ2本でご飯茶碗一杯分のエネルギーがあるので、食欲がなくても食べられますよね。
リンゴやみかん、イチゴと違って、風邪にいいイメージが湧かないかもしれませんが、実はビタミン類をはじめ様々な栄養を含んでいます!
風邪をひいたら果物を多く捕ろう!特にバナナがいい理由
風邪をひくと、とにかく体力を消耗します。
バナナの糖質は、体内で消化吸収しやすいブドウ糖に変わり、すぐエネルギーに変わります。
そのため体力を回復し、疲れにくくするという効果があるのです。
普段から朝、スポーツの前などにも食べておくとよさそうですね。
また、バナナはビタミンCのほか、ビタミンB1やビタミンB2、カルシウムや食物繊維なども豊富。
とりわけカリウムは多く含まれ、体内の余分な塩分を排泄して血圧を下げます。
つまり利尿作用や水分の代謝を促進するので、デトックスになります。
解熱作用もあるので、ちょっと熱っぽいときにも効果的です。
さらにバナナは、糖質は多くても脂肪やコレステロールが少ないので、
ごはんやパンと比べて、消化吸収時に胃に負担をかけません。
さらに柔らかくて食べやすく、喉が痛くても大丈夫。
そのうえ、赤ちゃんの離乳食にも使われるくらいの、ほどよい甘み。
あらゆる面において、体調不良のときにぴったりなのです。
風邪の季節と果物の種類の関係は?バナナとの関係は?
季節の変わり目には風邪をひきやすいですが、日本には四季があります。
年に4回も風邪の機会があるとは……というのは語弊がありますが、四季があるからこそ、「旬」があることを忘れないでください。
季節ごとに食べごろが異なる食材は、新鮮で栄養豊富なうえ、その時期に起こりやすい体調不良をフォローしてくれる効果が期待できます。
魚や野菜だけでなく、もちろん果物も例外ではありません。
春の風邪には、いちごやさくらんぼ。
抗菌効果が優れているので、予防にも役立ちます。
甘ずっぱい風味で、ストレスも緩和されます。
夏風邪には、モモやスイカ、メロン。
汗をかきやすい季節に、美味しく水分補給ができます。
利尿作用もあるので、解熱にも代謝アップにもつながります。
秋にはリンゴや梨、柿やブドウ。
寒くなりはじめた季節には、超強力な味方になる、ビタミン豊富な果物たちです。
冬にはミカンが免疫力アップに一役買います。
こうしてみると、年中手に入るバナナは、旬も何も関係ないように思えます。
しかし、旬の食材と組み合わせることで、さらに健康効果をアップしてくれる側面もあるのです!
いちごと卵、砂糖と合わせて火を通せば、フルーツグラタンに。
りんごやみかんと合わせてミキサーにかけ、スムージーにして。
また、ヨーグルトにまぜても美味しく食べられます。
まとめ
いかがでしたか?
もちろん、いかに果物が風邪に効果的でも、これだけを多量に摂取したからといって、確実に病気にならない、あるいは治る、というものではありません。
野菜や肉などもバランスよく食べるかたわら、旬の果物を積極的に取り入れましょう。