冬になって空気が乾燥する季節、欠かせないものといえば「加湿器」!
アロマつき、空気清浄機つきなど、いろいろな機能があるものも販売されています。
しかし加湿器は電化製品、小さな子どもがいると、置き場所に悩みますよね。
今回は、安全な加湿器の置き場所について考えてみましょう!
加湿器の置き場所は子供がいる場合ではこれで安心!
風邪や感染症のウィルスは、冷たくて乾燥したところが大好き。
空気が乾燥すると、ウィルスに含まれる水分も乾燥するので、比重が軽くなったぶん、空気中にプカプカ浮きやすくなり、ウィルスの行動範囲が広がるというわけです。
さらに乾燥したウィルスは、口の中や鼻の粘膜など、湿度の高いところにくっつきやすくなっています。
小さい子どもは免疫力が低いので、こうなればひとたまりもありません。
しっかり加湿して、部屋の乾燥を防ぐ必要がありますが、スチーム加湿器は熱湯ができることもあり、蒸気に子どもがさわると火傷の可能性があります。
ぶつかって倒れても、こぼれた熱湯が体にかかると危険です。
ではこの場合、どこに加湿器を置いたらいいのでしょうか。
一般的に加湿器の置き場所は、部屋の中央が理想的とされています。
なぜなら、加湿された空気が部屋中まんべんなくいきわたるからです。
しかし小さい子供に触られたくない場合、部屋の中央は無理。
むしろ部屋の隅に置きたいですよね。でも、部屋の隅や壁の近くは、逆にダメポイント!
空気の流れが弱いので、温度差で結露してカビやダニが発生しやすくなります。
同じように窓際も、窓が結露するので、レールにたまったホコリにカビやダニが生まれやすくなります。
そもそも、電化製品は直射日光に弱いものです。
ではエアコンのあたるところに置けば、空気が循環するからいいかと思うと、それも違います。
エアコンの直風があたる位置に加湿器を置くと、周囲にカビが発生したり、加湿器が過熱されて誤作動を起こしたりする原因になります。
ドアの前も、蹴飛ばす危険性があるので無理。
じゃあどうしたらいいんだ!?と思いますよね。
結論は、「エアコンの真下」。
直風も直射日光も当たらないし、基本エアコンは部屋の隅に設置されるものなので安心です。
ちょっと待て、部屋の隅はダメポイントじゃなかったか?
そのとおりです。先述のように、カビやダニが発生しやすいです。
しかし、加湿しすぎなければ大丈夫!湿度の目安は、40〜60%にとどめておきましょう。
温湿度計を活用して、お部屋の湿度をコントロールすれば、壁の近くでも窓際でも、カビやダニの発生を最小限にくいとめられますよ。
加湿器の置き場所はアイデア次第で子供も安心!
はいはいでどこにでもいく赤ちゃんや、周りが見えない突進型の子がいると、床に置くのは不安という人もいますよね。
そんなときは、食卓の上など、手が届かないところに置きましょう。
サイドテーブルや椅子を活用してもいいですね。
しかし高いところに置くと、落下時の危険が……という不安はつきもの。
コンセントにひっかかったりしないよう、配置に注意しましょう。
サイドテーブルや椅子などに置く場合、子どもが近づかないちょっとしたアイディアも。
それは周囲に「人工芝」を置くこと。チクチクして痛いので、引きかえすはずです。
足ツボの板でもいいですね(笑)
しかしある程度の年齢の子なら、「アッチッチだから近づかないようにしようね」と言って聞かせて守らせることも、しつけの一貫として重要です。
安全な置き場所を確保して、みんなが快適に使えるようにしましょう。
加湿器の置き場所を工夫して子供の安全を確保!
寝た場所から動けない赤ちゃんがいても、ベビーベッドのすぐ横には加湿器は置かないでください。
加湿しすぎで、布団やベッドにカビが発生します。
同じく、パソコンやテレビなど、湿度が大敵の電化製品からも離しておきたいですね。
こうなると加湿器の置き場所は消去法になってきますが、先述の通り、湿度計で加湿しすぎないようにしたり、窓のサッシに結露防止シートを貼ったりするなど、
置き場所プラスアルファの工夫が安全確保のためには欠かせません。
ちなみに室内発生型のダニは室温20〜30℃、湿度60〜90%くらい、
カビは湿度80%以上でよく増殖します。
湿度が上がりすぎると不快指数も上がるので、適度な加湿を心掛けたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
自宅の家具の配置にあわせて、子供の安全を考えた置き場所を決めましょう。
ちなみに我が家は、壁際に置きましたが、すぐ横にあった押入れのふすまがふやけたり、壁に黒カビがはえたりして大変でした。
みなさんも置き場所は本当に、よく考えてくださいね。