披露宴中に親が各テーブルをまわり挨拶をする「挨拶回り」。
皆様何となくしなければいけないものと認識されておりますが、必ずしなければならないものではないんです!!
最後の見送りの時など他にも挨拶をする機会はあるので、しないからと言ってマナー違反になるわけではありません。
実は、あまり知られていませんが会場や進行、料理の種類などによっては披露宴中に立ち歩いたり、お酌をするのがNGという場合もあるんです。
しかし、近年のゲストの方へのおもてなしを重視する披露宴では挨拶回り=親の役割というイメージがあり、多くの親の方が挨拶回りを行っているようです。
挨拶回りをするのかどうかについては新郎新婦、ご両家でしっかり話し合いをした上で、するかしないかは決めましょう。
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披露宴の挨拶回りの順番は両親であればこう回るのがベスト!
もし、挨拶回りをするとなったら、気になるのが順番やタイミング。
順番やタイミングは地域や披露宴会場によって異なります。
会場によっては食事中に立ち上がってはいけないところもありますし、料理がフレンチのコースなど、お酌周りがそもそも料理のマナー違反と言う場合もあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。
また進行が変更になりスピーチなどが乾杯後に入ったり、映像が流れたりする場合もありますから、担当のプランナーさんや披露宴当日の進行をまとめているキャプテンの方にタイミングをお声掛けいただけるようお願いしておくのも安心です。
挨拶回りのタイミングは、多くの場合は祝辞や余興以外の時間、お色直し中や歓談の時間になりますが、歓談タイムに入ってからがベスト!!
ゲストの方々にもある程度、落ち着いてお料理を食べて頂いてからスタートしましょう。
早すぎても、料理を食べている途中になってしまい挙式を楽しんでもらえなくなるのでタイミングは重要です。
さて、いざテーブルをまわるとなったとき、ご両親が戸惑ってしまわれるのが順番です。
一番にどのテーブルを回るのがマナーとして正しいのか、ご存知ですか?
意外とご存知ない方が多いんです!!
順番は以下の通り。
- 自分の来賓、ご友人のテーブル
- 相手の来賓、ご友人のテーブル
- 相手の親戚のテーブル
- 自分の親戚のテーブル
となっています。
回っている途中で、スピーチや余興などが始まってしまわれたら、途中でも一旦席に戻り、再度、歓談になってから続きを回るようにしましょう。
一気に行かなくて大丈夫です。
挨拶回りは、基本的には両親が二人で一緒に行ないましょう。
お酌をすることになった場合でも、両親揃って挨拶まわりをしながらお酌をしましょう。
ゲストの中にはお酒が飲めない人が居られますし、車で来られてる方の事も考慮し、無理に勧めず、飲めない人にはソフトドリンクを注ぐように注意してください。
自分の側のゲストにのみ挨拶する場合と、相手の側のゲストもまわる場合がありますが、両家でどのようにするか合わせておいた方がいいでしょう。
どちらか一方が挨拶をし、一方はしなかったというのも後々トラブルになりかねません…気をつけて下さい。
時間が限られ、余裕があるわけではないので事前に必ず挨拶すべき人を聞いておきましょう。
ご友人のテーブルは一人一人ではなく、テーブル全体に声をかけても問題ありません。
披露宴の挨拶回りでかける言葉の例を教えます
事前に新郎新婦様から、簡単にゲストの情報(名前、関係など)を聞いておきましょう。
上司や恩師、目上の方に対しては、
「新郎(新婦)の○○の父でございます。本日はご列席賜りありがとうございます」
「いつもお世話になっております。」
「これからもよろしくお願いします。」
「今後ともご指導お願い致します。」
ご友人や同僚に対しては、
「○○の父です。今日は来てくれてありがとう。」
「これからもよろしくね。」
といった簡単なあいさつで構いません。
受付係や二次会の幹事をやってくれる人には「受付ありがとうござます。」等と声をかけます。
もし受付係のお礼などがあればこのタイミングでお渡ししても良いでしょう。
まとめ
親の挨拶回りは、今では当たり前の様に良く見る光景ですが必ずしなければならないものではありません。
するかしないは、新郎新婦様・ご両家、料理の様式、地域の慣習、親子それぞれの考え方によります。
担当プランナーや会場スタッフにも事前に相談しておき、両家で話を合わせておく事が重要です。
ゲストの皆様も「新郎新婦のご両親がどんな方なのか気になる部分でもありますし、挨拶に来てもらい、迷惑に思う人は誰もいません。
幼い頃からのご友人であれば久しぶりに、おじちゃん・おばちゃん会えて喜んでくれ方も居る事でしょう。
披露宴中は他の演出や進行状況など気にしなければならないことも多いので、列席いただいているゲストの皆様に挨拶をしなくては!と負担に思わず、出席してくれたことに対するお礼を自然に伝えると良いのではないでしょうか?
挙式の最後にご両家からの挨拶は必ずあります。
ご両親も一緒に新郎新婦様をお祝いしてあげましょう。