職場の昼休みに電話がかかってくる!これって出なきゃいけないの?

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仕事をしていてゆっくり落ち着ける時間と言えばお昼休みですよね

そんなお昼休みの職場で電話がかかってきた時あなたはどうしていますか?

 

お昼休みだからと言って電話が鳴ってるんだから3コール以内に出るように!なんて言われてませんか?

特に新入社員などはそういう役回りをされることが多いんじゃないでしょうか。

 

でも、ちょっと待てよ。

お昼休みって休憩時間なんだから電話に出なくても良いんじゃないかって思いませんか?

 

そのあたりの真相を法的な面も踏まえて真実に迫ってみました。

貴重なお昼の休憩時間を無駄にはしたくないですからね。ここでしっかりと正しい知識を身に着けておきましょう。

 

職場にかかってくる昼休みの電話がウザい!

職場 電話

 

僕のような10年以上働いているベテランでさえ、お昼休みの休憩中に職場にいる時は電話には出ないといけない感じになってます。

もしかしたらどの職場もそうなのかもしれないですけど、特に新入社員はそういう憂き目に会ってしまうんじゃないかなって思うんです。

 

でも、どうにも納得出来ないですよね?

会社命令だから電話に出なくちゃいけないんだろうかって疑問に思う人も少なくないと思います。

 

せっかくお昼ごはんを食べているのに電話が鳴ると「マジかよ!」って絶対心のなかで思ってるはずです、僕も思いますしね(笑)

そんなお昼になる電話がウザいのは当然ですし、昼休みを邪魔しないでくれよ!と思うのは人として当たり前の感情だと思います。

 

でも、実際のところ職場にかかってくる電話ってお昼休みでも出ないといけないのでしょうか?

会社命令だからといって休憩中に出ないといけないのでしょうか?

 

そんな疑問の答えを見つけたので、詳しく説明していこうと思います。

 

 

職場に昼休みにかかってきた電話は出ないといけないの?

職場 電話

 

まず、「休憩時間」の定義からお話しますね。

休憩時間は法律では「使用者(会社)が労働者に対して、一定の休憩時間を労働時間の途中に与えること」を義務付けています(労働基準法第34条1項)

詳しく言うと、労働時間が6時間を超えて8時間以内の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩が必要とされています。

 

で、その休憩時間と言うのはどのように使うのかは本人の自由なんです。

ま、自由と言ってもお酒を飲んだりとか業務に支障の出る行為とかはダメですよ、当然ですけど。

 

なので外出してランチをしたりとかは当然許されている行為ですし、ランチしなくても散歩で外出もぶっちゃけ良いわけです。

たまたま職場に残って社内でお昼ごはんを食べるというのも、もちろん自由なんですね。

 

たまたま職場に残ってしまうということもありますけど、電話番として残ってくれとお昼休憩に職場に強制的に残らされる会社もあるんじゃないでしょうか?

その場合、電話が鳴ったら対応しないといけないわけですが、実はこれ「休憩時間」とは認められないんです。

 

電話番のように電話が鳴ったときのために職場で待機している状態と言うのは「手待ち時間」と言って、労働時間であると判断されるケースが多いんです。

電話番をしている時は給与が発生するということですね。

 

なので、厳密には電話番をしている時は休憩時間ではなく業務をしているとみなされて給与が発生するので、その電話番の状態が解消されてから1時間が休憩時間となるわけです。

ということは、12時から13時が休憩時間と定められている場合、極端に言えば電話が鳴っても出なくて良いんです。(極論ですよ)

 

そうは言っても出ないと会社から怒られるし・・・というのはあると思います。

電話に出ないというのは極端な行動なので、会社からは確実に白い目で見られるし評価も下がってしまうでしょう。

 

やはり会社という組織に所属している以上は、きちんと筋を通した対応をしなければいけないのでお昼休みに職場にいた場合は電話には出ないといけないと思います、モラル的には。

ただ、それをそのまま何も言わずに受け入れるだけというのもやっぱり納得いかないと思うし、その状態はストレスになってしまっては通常業務に影響が出てしまうので良くないです。

 

なので、ここはもし電話番みたいなことをずっとやらなくてはいけない状態にあるのであれば、会社に相談はするべきだと思います。

一番確実のは労使協定を結ぶというのが完璧ではあるんですけど、そこまで大袈裟じゃなくても上司や総務部などに相談してみて電話番をしている間は業務時間と認めてもらって、休憩時間をずらしてもらうとか言うだけ言ってみるというのが良いかなと思います。

 

覚えておいてほしいのは、お昼休みに電話に出て対応をするというのは業務時間であって、法律上認められているものではないということを認識しておくことが大事ですね。

僕のようなベテラン社員は滅多に対応することはないので、いちいち電話が来ても普通に出ちゃいますが入ったばかりの新入社員なんかは通常の業務も大変なのに休憩もまともに取れないのかよ!ってストレスになるのも良くないので積極的に訴えかけることが大事かなと思います。

 

まとめ

 

さて今回は職場でお昼休みに電話がかかってきたときは出るべきなのか?ということを法的な面も考えながらまとめてみました。

僕自身は社会人生活が長いので、お昼休みに電話が来ても「マジかよ」とは思いながらも対応は何となくしちゃってました。

 

電話が来て対応出来る状態にいることが「手待ち時間」っていう事も実は初めて知りましたし、その手待ち時間は休憩時間には含まれないというのも法的に決められているとは知りませんでした。

休憩時間って本来は一部の業種を除いて「一斉」に与えるのが原則みたいですね。

 

絶対に一斉に取れない業種は致し方ないですけど、多分普通のサラリーマンなら一斉に取れるんじゃないかなって思います。

ただお客様とかお得意先とかからお昼休みに電話が来るかもしれないから残ってるんですよね実際は。

 

お昼休みに電話をかけるって行為自体が僕の考えとしては非常識だと思っているので絶対にかけないんですけど、どうしても世間的に100%非常識だと思っているわけではないですから、致し方ないんですけどね。

 

本当に嫌だったら会社や上司に相談してみて解決への道を探して欲しいですね。

法律上は認められていないですから、自信を持っていいと思いますよ!ただ言い方には気を付けてくださいね、逆にトラブっちゃうんで(汗)

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